私たちの仕事

牛はお産をしなければ乳を出しません。子牛が大きくなり子を宿しお産しはじめて乳を出します。
なので、私たちの仕事は「牛が快適にすごせるように、サポートすること」です。酪農の面白さはココにあります。
哺育→育成→授精→妊娠→分娩→搾乳 
このサイクルを、いかに牛が快適に過ごせるようにするのか、これを追及するお仕事なのだと思っています。

搾 乳

1日2回(朝5:00~ 夜16:00~)10頭ダブルのパーラーで搾っています。
パーラーでは牛の健康状態や乳質をチェックしています。
弊社では良質な牛乳を搾るため乳質の悪い牛はオンファームカルチャー(菌を培養して同定すること)により早期に治療し、他の牛に蔓延しないようにコントロールしています。

作業風景

牛舎管理

弊社では牛の快適性と衛生面を重視してベッドに砂を使用しています(※1 アニマルウェルフェア)。
牛が搾乳している間にベッドの糞を落とし、砂を補充し、通路の除糞や水槽を掃除します。

作業風景

哺育・育成

仔牛は産まれてから2ヵ月間ミルクを飲んで育ちます。この時期は病気になりやすく、体力もあまりないので重症なりやすいです。そのためいつも仔牛を観察し、調子が悪いサインを見逃さないことが重要になります。朝晩のミルクやり、草・水やり、掃除が主な仕事です。
乳牛の持つ能力を最大限発揮できる健康で丈夫な牛を目指して育てています。

作業風景

飼料管理

現在はTMRセンターから供給されています。牛乳の生産量を左右する一番大きな要因が給餌です。おいしい餌を腹一杯食べさせることが重要になります。
栄養管理ソフトを用いて給与メニューを作成し、各ステージにあった餌を作ります。2016年に飼料の品質向上と労働体系の改善を目的にTMRセンターを近隣の酪農家と設立しました。飼料はセンターから供給され、ミキサーで給餌しています。

作業風景

繁殖管理

牛乳を安定して生産するため、また後継牛の確保のためには1年に1回分娩させることが重要になります。
そのため毎日各群を回り発情発見し授精する牛の選定を行い、授精師に人工授精を依頼します。
人工授精した牛の妊娠鑑定や繁殖検診などを通し授精師・獣医と連携して牛群全体の繁殖を管理しています。

作業風景

健康管理

牛は自ら痛みや不調を訴えることはありません。
常に牛の状態や行動を観察し不調を早期発見し治療することが重要になります。
特に分娩後は様々なトラブルが起こりやすいので、毎日牛の状態を観察し検温・聴診・血液検査などを行います。場合によっては足りない栄養を補液し元気に牛乳を出せるように手助けします。

作業風景

※1

アニマルウェルフェア(Animal Welfare)
アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、欧州で提唱され始めた国際的動物福祉の概念です。
感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要であり、結果として生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながると考えられます。

アニマルウェルフェアの指標「5つの自由」

  • 1飢餓と渇きからの自由

    新鮮な餌及び水の提供

  • 2苦痛、傷害又は疾病からの自由

    疾病等の予防及び的確な診断と迅速な処置

  • 3恐怖及び苦悩からの自由

    心理的苦悩を避ける状況及び取り扱いの確保

  • 4物理的、熱の不快さからの自由

    適切な飼育環境(温度、湿度等)の提供

  • 5正常な行動ができる自由

    動物が実行したいと思った自然な行動がとれる機会

牛